このサイトでは紺藤ココンの仕事情報をお知らせしております。
2017年は収穫期といったところでしょうか。
これまで試行錯誤してきた結果がようやく実った一年だったように思います。
不利な状況をいかに覆すか。
望む結果を得るための正解はどこにあるのか。
ひたすらそれらの模索に注力してきました。
結果を出して思ったことは、やはり成功とは氷山の一角。
水面下には無数の報われない労があるということです。
今回は「ここぞ」というチャンスが来た時に全力投球できたことが良い結果を生みました。
これは今後活動していく上での手応えとなり一番の収穫に思います。
しかし「ここぞ」が来ることは稀で、当たりくじを引くようなものです。
「石の上にも三年」を実践すべく、これまで無理をした案件もありました。
不利をいかに好転させるか、自分の力を試すチャンスだとアタックしてきましたが
苦手分野で成果を得るのはやはり至難の業です。
良い仕事というのは双方の思惑が一致して初めて成せるものだと実感しました。
その機会をどれだけ増やせるかがこれからの課題です。
ちょっと堅苦しいことばかりになってしまいましたが
今年は描いたキャラクターが一枚のイラストの枠を超えて活躍してくれたこと
また、私自身が仕事場を飛び出してお客様にお会いできたことが一番嬉しかったです。
来年も次のステップを踏めるよう心新たに頑張ります。
12/29~12/31東京ビッグサイトにて行われる冬コミこと
コミックマーケット93のサイファブースにて
魔女っ子カムイちゃんのイラストがプレイマットになって登場です!
https://fecipher.jp/event/comicmarket93/
プレイマットは基本的に原作のイラストレーターさんや
相応のキャリアを持った方のイラストが使われることが多かったのですが
今回訳あって、そのどちらにも該当しない私のイラストを採用いただきました。
■事の始まり■
元のイラストは大会用のプロモーションカードとして制作しました。
第10弾の発売当時、カード用のスリーブにもしていただきまして
わたくし初のグッズ化!全国で販売していただきました。
これだけでも光栄だったのですが
その売上が非常に好調だったため、今回プレマ化に至ったそうです。
こんなに事がトントン拍子で進んだことがなく驚くばかりでしたが
本当にありがたいお話です。
これまでは集団の中のひとりであることが多かったので
初めて自分一人で勝負ができた嬉しい経験でした。
インテリジェントシステムズ様の果断と心意気に心より感謝申し上げます。
2017年11月3日(金)文化の日
長野県飯田市の「川本喜八郎人形美術館」にて
セガ様のアーケードゲーム『三国志大戦』のイベントが行われました。
このイベントは『三国志大戦』と『人形劇三国志』のコラボレーションによるもので
その中でなんとわたくし、ライブペイントを担当させていただきました!
http://www.sangokushi-taisen.com/news/20171024.html
■まさかの指名
三国志大戦のライブペイントはこれまでも何度か開催されていましたが
基本的にベテランのイラストレーターさんが担当されていました。
「私では箔が足りませんよ」といった趣旨のお話を申し上げたのですが
地元長野県での開催ということもあり強く推していただきまして
恐れ多くも新入りが担当させていただくこととなりました。
■イベント当日
当日は天気もよく、予想を超えるお客様のご来場にスタッフさんはてんやわんや!
(これまでの2~3倍の来場者数だったそうです)
会場の飯田市は都心から4~5時間かかる遠隔地でしたが
遠路はるばるお越しくださった皆様、本当にありがとうございました!
ライブペイントは13:20から整理番号順に席の誘導をいたします。
今回は参加人数が非常に多いので、イラストレーターさんの手元を多くの人に伝えられるようにモニターもご用意いたしました!#三国志大戦 #丘フェス pic.twitter.com/pr7DsaHWtT— セガ大戦シリーズ広報 (@taisen_ko_ho) November 3, 2017
ちらっと横を見るとモニターに顔も写ってうわぁ!でした。
■ライブペイントスタート!
お客様の前に立ったらちゃんとご挨拶をせねば…
ついでに好きなお寿司のネタとか言ったほうがいいのかな…など色々考えていたのですが、
MC担当のスタッフさんがバッチリ紹介してくださり、ちょっと拍子抜け(笑)
緊張よりもしっかり任をこなすぞ!との気合でいっぱいだったはずが
密かに足が震えていて、見えていたらお恥ずかしい限りです…。
でも緊張している場合じゃない!と思い直して執筆開始。
実は自宅リハーサルでは2時間ほどかかっていたため
1時間で収めるにはかなりハイスピードで描かねばなりませんでした。
そして無事完成したイラストがこちら!
今回のライブペイントでは馬休と馬鉄の兄弟を描かせていただきました。
カードでは戦闘中で険しい表情のものが多かったので、穏やかな二人をお見せできればと思ったのですが、ちょっと柔らかすぎましたかね? pic.twitter.com/lQzzVDhGyO— 紺藤ココン (@konfuzikokon) November 4, 2017
※サイズはA1(594×841mm)使用画材はマジックと筆ペンとポスカです。
振り返って会場を拝見すると立ち見の方もいらっしゃって
私にはもったいない光景でした。
途中、雑談や会場の皆様との会話もあり楽しかったですね~。
スタッフさんのお気遣いと盛り上げがまた素晴らしくて。
■サイン会■
ライブペイントの後にサイン会も開いていただきました!
カードのほか、デッキケースやスリーブ、来場者特典の缶バッジ、
はたまたAimeカードなど、そこに私のサイン入れてもいいの!?な箇所にも
一筆させていただき恐縮でした。
馬休と馬鉄のカードを持ってきてくださった方が若干多かった印象ですね。
二人を一枚につなげてサインさせていただいたりも。
関平や曹昂もこだわりの一枚をお見せいただきました。(孔融もそこそこ?)
他にも差し入れをいただいたり、握手をさせていただいたり。
普段ツイッターでお世話になっていた方も来てくださっていて
君主の皆様が本当にあたたかくて幸せなひとときでした。
次のイベントの時間も迫る中、最後まで並んでいただき
まことにありがとうございました。
ライライブペイントの後は声優の江越彬紀さんとしもがまちあきさんによる
トークイベントでした。私も後列でひっそり見学!
そんな感じでライブペイントは無事終了。
貴重な経験をくださったセガ様、そして当日お世話になりましたスタッフ様にも
心より御礼申し上げます。
最後に、今回のイベントの来場者特典として制作された缶バッジを。
飯田市にちなんだ人形と特産のリンゴがポイント!(イラスト:むつごろう様)
古代中国史に傾倒していた過去の自分が知ったらさぞ喜びそうです。
TCG『ファイアーエムブレム0(サイファ)』は2017年で2周年となりました。
今年も引き続き参加させていただいております。
こちらの情報ページでは基本的に実物のカード写真を載せる方針なのですが
サンプルをいただくタイミングの都合で、現在は備忘録となっています。
写真が揃いましたら、また詳細な記事を。
【2017年参加情報】
3/16発売-第8弾「ダーナの踊り子 リーン」
6/22発売-第9弾「ミラに仕える修道女 シルク」「聖なる巡礼者 シルク」
9/21発売-第10弾「憧れの風神弓 キサラギ」プロモーションカードパックVol.10「竜角の王女 カムイ(女)」
★「竜角の王女 カムイ(女)」はカードスリーブにもしていただきました。
12月発売の第11弾も参加していますので、よろしくお願いいたします!
12月はカードの他にも+αの情報をお届け出来るかと思います。どうぞお楽しみに~。
10/5にバージョンアップしたセガ様のアーケードゲーム『三国志大戦 天槍の共鳴』にて
「孔融」を描かせていただきました。
孔融はこちらからぼんやり希望を出したところご依頼いただいたキャラクターです。
偶然にも“孔子の子孫”という、私の中国史好きを考慮してくださったような人選でした。
手にしている書物にはばっちり『論語』を記してあります。
やはり資料がたくさんある人物は入り込みやすくていいですね。
彼は幼いころの謙虚さが故事となっていたり、一方で明晰な頭脳で大人の揚げ足を取ったりと
優秀さとひねくれのバランスが絶妙で向き合うのがとても楽しかったです。
そしてこんな漢服をずっと描きたかった~!!
当時の漢服は男女でそんなに差はなかったようなんですよね。
今回はそこを利用して、中性的な可愛さをとことん追求しました。
アーケードに実装されてみると、堀江由衣さんのお声がドキッとしてしまうほどの可愛さでした。
高慢さの中にも可愛さを惜しみなく散りばめる演技にもうメロメロです。
漢王朝の忠臣、ちょっと生意気な孔融をどうぞよろしくお願いいたします。